シンガポール出張記。

 

きっかけ。

 
シンガポールに関しては数年前からかなり個人的に行きたいと思ってはいましたが、なかなか機会がなくズルズルと時間だけが経ってしまっていました。
元々知っていた事は「どうやら綺麗な街らしい」とか「中国語が結構通じるらしい」とか「法人税安いらしい」など、とにかく勉強不足甚だしい情報のみ。

早く現地を実際に見てみたいと考えていた所、ちょうどお正月明けにとあるお誘いもあり今回の視察に至った訳ではありますが、フィールドスタディとは言いつつも大半の部分は旅行のような物である事は予めお伝えしておこうと思います。
 

巨大なショッピングモール。

 

日本との簡単な比較。

 
人口は日本の30分の1。約470万人。
国土は日本の500分の1。
GDPの総額では日本が5兆4000億ドルに対して、シンガポールは2000億ドル。
しかし、1人辺りのGDPは日本が33,805ドルに対して、シンガポールは51,142ドル。
なお、中国の1人辺りのGDPは7,544ドルである。

平均を取った数値は、あくまで参考。
この数字だけでは見えてこない事がたくさんある。
 

海に浮かぶブランドショップ。

 

訪問した事によるいくつかの気づき。

 
ひとまずここでは箇条書きという形を取らせて頂きつつ書こうと思います。

  • とにかく多国籍で街を歩いていても現地に住んでいる人と旅行者の見分けが付かないくらい。
  • シンガポールの主要産業でもある金融系の会社が集まる場所では特に、インド系の方達の割合が非常に多い。
  • 恐らくそう言った理由もあり、他の東南アジア諸国と比較をしてジロジロと見られる事が皆無。
  • 独特の発音で、英語が非常に聞き取りづらい。中国語のようなアクセント。
  • しかし、中国語自体が通じる確立が非常に高い。中華料理の店では100%。感覚値としては全体でも50~60%くらいの割合で通じた。
  • 意外と喫煙所が多い。行く前はニューヨーク並みだと思ってたけど。
  • 見かけた携帯は、ほぼスマートフォン。
  • 物の種類が非常に豊富。逆に「シンガポールだから」という物が少ない印象。
  • ただ、豊富と言いつつもその印象を上回るほどのショッピングセンターが乱立しており、一流ブランドショップなどに関してはどのSCにも入っているので、複数回っても差別化を感じられない。
  • もちろん差別化がきちんとされているSCもある。SCは結構いくつか見たと思う。
  • 物品に関する物価は日本とほぼ同水準。若干安いかなぁ、くらい。
  • 飲食に関しては、ピンキリ。ある程度小綺麗なレストランだと日本とほぼ変わらないが、ホーカーズという大衆向けの屋台では200~300円程度で充分食事が出来る。
  • しかし、交通インフラに関しては日本よりの半額以下。
  • 富裕層を呼び込もうという意識が強く感じられ、特に大規模なカジノ施設を始めとした官民連携したリゾート施設が充実している。
  • 実際セントーサ島という中心部から電車などで30分程度で行けるリゾートアイランドを見た時は「お台場もこれを狙えばいいのに」と感じざるを得なかった。
  • 国土が小さい事が起因しているのか、とにかく中心部は人の往来が激しい。渋谷のスクランブル交差点みたいに。
  • 海南鶏飯がめっちゃ旨いw
  • そして驚愕するのは東南アジアの国なのに、水道水を飲んでも大丈夫なんだそう!あえて飲んではいませんが・・・。

 

中心部は非常に往来が激しい。
 

当然交通インフラは問題ないレベルで充実している。バスと併用すれば安価に目的地近くまで移動が可能。
ほとんどタクシー移動だったけど。。。

 

視察を経て思う事。

 
実際は上記以外にも帰国した後に色々と調べてみて新たな知識を得たりもしていますが、ここではあくまで訪問時に感じた事だけを記載しておきます。詳しくはWikipediaなどが参考になりました。また、非常に素晴らしい資料もあったのでリンクしておきます。

Wikipeddia シンガポール
代々木系プレゼン 東南アジア市場 – SlideShare

今回はひとまず国や街の空気感を感じたいと思っていましたが、そういう意味では非常に有意義だったと思います。
生活コストは高いとは言え、法人税が17%だという点は1つの魅力に感じます。
また、言語の壁については弊社は中国語であればすぐに超える事が出来るため、進出自体はある程度しやすい国の1つなのかもしれません。
少なくとも世界中の富裕層が移り住む理由については、非常に理解出来ました。

とは言え現時点で何か具体的な進出プランがある訳ではないので、引き続き書籍なども読み漁り、すでにご進出をされている識者の方々に色々と詳しい話を聞いていき見識を深めていきたいと思っています。
 

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