2017年新卒入社の祝辞

情報発信をFacebookやTwitterに切り替えたがゆえに、早くもブログの更新が1年前という事実に…(驚愕)
今年も新卒を迎え入れて、祝辞を贈らせて貰いました。

おはようございます。
本日アイディールは創業から丸10年が過ぎ、11年目を迎えることになりました。

一般的には丸10年を越えたタイミングで10周年記念と呼ぶので、今日がまさにそういう日です。
こういう日にまた新たな仲間を迎えることが出来たのはとても嬉しいことだと思います。

国税庁の調査によると10年間会社が存続する率としては6.3%だそうです。
アイディールが創業した2007年にできた100社の内6社しか残っていない計算になります。

実際は計画的に閉じている会社などもあるので本来存続していたであろう会社はもう少し多いのかなという気もしていますが、少なくとも数字上はこれくらい難しいことを達成したということなんだと思います。それはもうなんと言ってもここにいる1人1人が作り上げてきた成果だと思います。

前期はみんなも知っている通り、色んな動きがあって、社外の取締役が増えたり外部からの資本参画があって、東京都からの賞も貰ったり、モール内のECショップを間もなくスタートするものも含めると3店舗も持つことになりました。

ただ、こういう状況こそ実はリスクも高くて、決して楽な状況になったわけではありません。
例えば思いきって仕入れた商品が一瞬歩留まりしただけでもあっという間に数百万円単位でキャッシュフローに打撃を与えます。

誰かがこういうダメージを勝手に解消してくれる訳ではなくて、常にこういう状況をつくるのも守るのも現場にいるみんなが主役になってくるのは変わりません。これは1年目の会社でも10年目の会社でも同じです。
特に今のアイディールは10年目にして改めてスタートアップのベンチャーのような動きが始まっています。
改めて1つでも1円でも多く売り、1円でも多く原価を下げて、1日でも早く回収するというごく当たり前の商売の基本をバカにせず大事にしていく気持ちを、改めて忘れないでください。

会社としてのブランディングや次の大きな動きは経営陣が動いていくので、今は1円でも多く売ることが次の扉を開くんだとそれぞれの動きの速度を上げていってもらえると嬉しいです。

改めて頑張ろうね!

さて、今年はインターンから新卒入社という流れなので改めてこういう話をしたけれど、K君にもきちんと言葉を贈りたいと思います。

今日本にはK君のような在日の中国人が何人くらいいるか知っていますか?

大陸と台湾、それに永住権を持っている在日2世などを全て入れると大体65万人います。
その内永住権を持っているのが半分弱くらいで、留学生が10万人。K君のように技術、人文知識、国際業務の在留資格を持っている人が6万人くらいです。
13億分の6万です。つまり全中国人の内0.04%のとても選ばれたマイノリティなコミュニティの一員になった訳です。

これをどう捉えるかという話なんだけど、まずはここに誇りを持って、このマイノリティなポジションだからこそ出来ることや意味を見つけていって欲しいと思っています。

ただy、若さは色んな素晴らしさや可能性を持っているのと同時に無知による成長の方向性を間違えてしまう危険性も持っています。正直今の年齢では正確な判断ができないことも多くて、色んな失敗もするだろうし、そもそも遠回りに思うことも多いと思う。

だけど毎年のようにみんなに伝えているのは、20代は器用貧乏で色んなことが出来る方が評価も高くなるし、色んな仕事に挑戦する機会もたくさん与えられます。30代になったら専門分野を作らないといけないし、40代では外部の人からもその専門分野を認めてもらえるようにならないといけない。

自分ですら40歳になるこの年に表に出て中国に関する講演や執筆を行うようになった訳です。仲の良い人に自分の詳しい分野のアドバイスをするくらいの話では正直専門分野だとは名乗れない訳です。

じゃあ、どうやっていったらいいの?という話なんだけど、あれもやるこれもやるそれもやるっていう以外にないと思っています。
ちょっとブラックっぽいんだけど、とにかく色んな経験をしない限り、本当に自分の強みを見つけていくことは出来ないと思うし、20代の今以外には同じことって出来なくなるから。
その分、誰よりも行動量を増やして他の人に比べて圧倒的なスピードでの成長を見せて欲しいし、K君なら出来ると思っています。

ぜひ10年後20年後も生き残れる会社を作り上げていって欲しいし、その中核を担っている人材になっていってください。

今期もまた、全員で支えあい、助け合って、さらなる上を目指してみんなで頑張っていきましょう。
よろしくお願いします。

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