LINEスタンプ制作 時のちょっとしたお話の続き。
当社がクライアント様からLINEスタンプ制作をお受けする際によくお話する事を、前回の記事でも軽くまとめさせて頂きました。
前回記事: LINEスタンプ制作時のちょっとしたお話
今回はそれの続きという事で…
配信対象について
まずLINEスタンプの対応地域と言語は下記の通りとなります。
配信地域は、日本・台湾・タイ・インドネシアをはじめとして、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・カナダ・オーストラリア・イタリア・ブラジル・スペイン・韓国など、LINEが利用できる230ヶ国に渡ります。
また、全地域配信もしくは230ヶ国から配信地域を選択する事もできます。
登録できる対応言語についても、英語、日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、タイ語、インドネシア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語と、全部で12か国語。
総ユーザー数4億人のうち、日本人は5000万人程。このため、3億5000万人は日本語が読めないと考えた方が無難で、多言語対応を行う事で、より多くのユーザーにリーチできる可能性が高まるものの、売上の大部分を占めているのは日本なのもまた実情です。
なお、少し古い情報ではありますが、2014年4月時点で、LINEのユーザー数が1,000万人を突破している国と地域は、日本、タイ、台湾、インドネシア、インド、スペイン、アメリカ、メキシコ、韓国、マレーシアの10ヵ国。
しかし海外のLINEストア内のランキングに入ってもほとんど売上は正直期待が出来ません。やはり、収益面では日本で売ってなんぼですね。
LINEスタンプの申請時とリリース時について
申請時のLINEスタンプのナンバリングがそのまま公開時の配置になるため、下記3点に注意すると良かったりします。
1.ファーストビューで見せたいLINEスタンプは出来る限り若い番号にする
2.近しい用途のものはできるだけ連番にする
3.近しい用途の連番は、8-9、16-17、24-25、32-33を避ける
ちょっと画像でもお見せしておきます。
こちらは当社が配信主体者として提供している「ちいさなおじさん」のLINEスタンプです。
ちいさなおじさんの”薄い”スタンプ(LINE STOREにリンクします)
https://store.line.me/stickershop/product/1006252/ja?packageId=1006252
スマホコンテンツは画面サイズの問題で、紹介画面のファーストビューがとても重要なので申請時からそれを意識して順番を並べる必要があります。
またリリース時については、申請通過後に管理画面のリリースボタンを押下することで、一般公開されるため、イベント等と絡めた公開をすることも可能です。
ただし、下記記事の通り、ボタンを押してからのタイムラグがかなりあるため、カウントダウンイベント等の時間に正確でなければならないものはほぼ不可能です。
これは恐らく単純にデータベースにスプールされる時間の問題のようで、申請が比較的少ない土日だと若干早く、込み合う平日だと時間がかかるようです。
スタンプクリエイターさんの中でも、土日に販売開始するよりも平日の方が売上が伸びるという話になっているため、このような状況になっています。
やはり新着に載る事でオーガニックの購入が伸びますので、なるべく込み合わない、そして売れるタイミングを狙うのがとても重要です。
人気のLINEスタンプからみる法則
最後にスタンプを作る際に最低限でもこれは考えておきましょうと思う点を簡単にまとめました。
◎白くて丸いという正義で攻めるか。
これは何しろ可愛いという正義ですね。ランキング上位のスタンプのクリエイティブに圧倒的に多い=たくさんのユーザーに受け入れられている方向性だと言う事です。ちなみに動物の中でも割合は猫が多いですが、最近はかなり多岐に渡っています。
◎もしくはシュールでアグレッシブな画調で攻めるか。
LINEスタンプのようなコミュニケーションツールのデコレーション素材は、自分自身の代弁者でもあります。男性でも女性でも、可愛いキャラが自分ぽくなくて使いたくないという思いは必ず一定数存在しています。
◎利用シーンを限定的にするか。
設定にオリジナリティがあるとも言えますが、やはり他には無い物を探して買ってくれる人も多い事から、例えば謝罪だけに特化したり、昔の言葉を使用したり、などです。
最近は一旦落ち着いてきましたが、一時期は本当に方言が多かった。
恐らく今もそこそこ申請だけは来てるんじゃないかな。
という事で、LINEスタンプの制作を検討している方々には参考にして頂ければと思います。
しかし、本当にヒットさせるためには色んな事を試してみなければいけないと思います。
ぜひ1つや2つの失敗で止まる事なく、続けてチャレンジをしていって欲しいと思っています。
ここには書いていない事も含めて、一定の売るためのテクニックというものは存在していて、そういうお話もお伝えする事ができます。もし当社のスタンプ制作の事業が気になる方がいらっしゃれば、ぜひご連絡ください。
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当社でもLINEスタンプを始めとしたチャットアプリ向けのスタンプ制作を行っております。
詳細 > http://ideal-inc.com/clientwork/stamp.html