エキサイティングなマーケットプレイス!
昨日、5月19日にLINE株式会社様から「スタンプ作品の商品化支援・ライツマネジメントを行う」というリリースが発表されました。
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2015/996
実は先日のLINEスタンプ制作に関するインタビュー記事「ゼロから愚直に作ることがクリエイティブではない!制作企業とトップクリエイターが語るLINEスタンプ制作の秘訣と裏側」でも語った事ですが、これがLINEスタンプ界隈のエキサイティングな所だなー!思います。
理由は2つありまして、1つ目の理由は個人のクリエイターがそれぞれのステージを引き上げる事が出来る可能性を秘めているという事です。
クリエイターの価値を上げるという事
LINEクリエイターズマーケットが始まり、誰もがスタンプを販売する事が出来るようになった時、多くの「名を知られていない」クリエイターの方たちは「スタンプが売れたら嬉しい!」だとか「スタンプで売上を上げられるかもしれない!」と考え、こぞって参加をされたと思います。
その中で幸運な事にトップを取ったクリエイターさんが、次は例えば書籍の販売やナショナルクライアント様のクリエイティブ制作に携わるチャンスなどを実際に得ているケースもあり、さらには今回のようにLINE社そのものがライツのマネジメントを行うという素晴らしい道が出来た訳です。
LINE社は元々スタンプで人気のあったムーンやブラウン、コニーなどのキャラクター化とそのライツマネジメントで(正式には小学館集英社プロダクション様と共同)成功している実績もありますので実際に楽しみでもあります。
つまり、今まで携わる事が出来ない可能性があったビジネスチャンスがクリエイターとしての価値を上にあげてくれるという事です。
2つ目は、日本には本当に多くのキャラクターが存在している事です。
つまり、ビジネス機会が本当に多いという事。
キャラクタービジネスは日本のお家芸だという事。
そもそも何故日本にはそれだけキャラクターが多く生まれる風土があるのでしょうか。
日本は八百万の神様がいると言われていますが、例えば海岸にある大きな岩を見て「人間の力ではこんな場所に運ぶことが出来ない!つまり神様の仕業や!」などと、古来からあらゆる物を神格化しキャラクター性を持たせる事をして生きてきました。
日本国内の仏教の世界においても偶像崇拝を用いる事で民衆をコントロールする施策が打たれてきており、その後もその偶像の広がりは豊かな日本の自然環境をベースに木彫りにされたり岩に彫られたり、またその土地に生きる動物などの生き物に対してもあらゆる神格化のシンボルとしてキャラクター化してきた背景があります。
この流れは、ある意味では人間の弱さの表れだったかもしれません。
妖怪のせいなのね。っていう有名な言葉は、端的に日本人をよく表していると思っています。
もちろん神格化のシンボルは、国によっても違いがあります。
例えばエジプトだと動物崇拝の流れが強く、日本では比較的珍しい「動物の顔と人間の体を持った」神様がいたりします。
しかし日本にはこういった感性をエンタメに活かしてしまう手塚治虫氏のような天才がいて、神格化のシンボルだった偶像はやはりキャラクター化されてきた訳です。
※この辺りは「火の鳥」を読んでみて頂ければと!
今日はこの話を突き詰めたい訳ではないのですが、日本には何故これだけの(八百万の。笑)キャラクターがいるのかと言われれば、古来からの日本という国の成り立ちも大きく起因していると思う訳です。
また、農耕民族で周囲との和を尊び、しかし多くを語るのが苦手な日本人のコミュニケーションの手段において、分かりやすくシンプルに気持ちが伝えられるデコメやスタンプなどの文化が発展してきたこともある意味必然だったはずです。
つまりこの方向性のビジネスは機会も多い=成功の可能性も高い。という事だと思います。
※実は元々似たような事を考えていたらクオン社の水野社長も同じ事を先日書かれていたので触発されました。
http://mizunoq.hatenablog.com/entry/20150514/1431579935
何を隠そう、当社でもLINEクリエイターズマーケットでトップを取った協力クリエイターさんからクライアントワークとしてのスタンプ制作の窓口を任せて頂いています。
それが先日のインタビュー記事にも出ていた「毒舌あざらし」の西川さんですね。
- 毒舌あざらし https://store.line.me/stickershop/product/1041433/ja
- 毒舌あざらし2 https://store.line.me/stickershop/product/1110935/ja
- 毒舌あざらし3 https://store.line.me/stickershop/product/1111114/ja
これも当社で協力クリエイターさんのステージを引き上げたいという想いや、その感性をベースにしたキャラクター制作でクライアント企業様のお役に立っていきたいと考えているからです。
という事で、LINEスタンプ制作のお話があれば、ぜひお気軽にお声がけ頂ければと思います!