2011年6月8日 台湾出張記 その3
■台湾という国について(雑感)
北京に行くと「ああ、日本ももっと頑張らないといけないな」と思う。
台湾に行って思ったのは「ああ、日本人で良かった」な、と。
まずそもそも街中でカタコトの日本語を話せる人が非常に多く、飲食店のメニューについても、どこに行っても必ず日本語表記がある。そして、表記の仕方に間違いが少ない。当然日本からの観光客が多いことにも起因しているだろうけれど、15カ国近くの外国を見てきて思うのは、ここまで広域に日本語メニューが網羅されているのは初めてのケースだった。
また、バラエティ番組のMCが英語で「アーユーレディ?」とでも言うタイミングで「大丈夫?」と、当たり前のように日本語を使うシーンは印象的だった。
特に記憶に残ったのは、ある打ち合わせの場において「個人的に今回の震災に対して台湾の方々の行動にとても感謝しています」と謝意を伝えた所、「いえ、私たちも日本に感謝しています」と返答をされたことだ。
正直グッと来た。
それに、外国からこんな風に言って貰えるのは、やっぱり誇らしく思える部分もあった。
また街中においても、道を聞けばとにかく丁寧に、場合によってはその場所まで案内してくれるし、常に相手の事を気遣いながら生活している姿は、改めて日本人も見習いたいと感じた。
小学生くらいの男の子も、道を譲っただけで大きな声で「谢谢!」と言って通っていくとか。何しろみんな凄く礼儀正しい訳。
タクシーでトラブルは一切起きなかったし、住所を伝えるだけでほぼ100%目的地を把握できるのも驚いた。規則性はイマイチ分からなかったけれど、きっと分かりやすく住所が付けられてるんだろうなぁ。もしかしたら、この基礎を作ったのも日本だったら・・・とか想像すると胸熱である。MRTと呼ばれる市内を走る電車も綺麗で、乗り方も非常に簡単。
若干ゴミ箱は少なかったものの、落ちているゴミも少なく、コンビニの照明は明るく、挨拶の声も元気で大きい。北京のようにお釣りを投げ返されることもない。ファミリーマートがめちゃくちゃ多い。セブンイレブンには日本の漫画がどっさり。
と、若干台湾の観光紹介サイトのようになってしまうので、現地でヒアリングしたマクロ系な情報の中から一部を掲載しておきます。ご参考に。
◎物価イメージ:
消費財や食品などは日本円換算で若干安いかな、程度(日本で150円のペットボトル飲料が120〜130円程度など)。飲食店についてはやはりピンキリ存在している。つまり贅沢をしなければ生活コストを切り詰めることもできる。
◎大卒初任給:
3万元(約9万円)未満。院卒で3.5万元程度。
※ただし、中小企業は福利厚生などが充実していない分、新卒で3.5万元〜4万元程度と、大手企業と差がある。ただし、役職が上がった際の給与水準はやはり大手企業の方が高い。また、個人所得は累進課税方式。
◎賃貸相場:
台北の中心部でシャワーブースのみの古い物件が1〜1.5万元程度。一概に比較はしづらいが、それなりに綺麗な物件になると3〜5万元程度。もちろんそれ以上の高級物件はいくらでも存在している。
◎働き方:
残業代という概念が薄く、ほぼ全てサービス残業。大手企業の場合はそもそも残業をさせないなどの対処をしているが、中小は裁量労働で本人に委ねている。また、独立心旺盛。終身雇用の考え方は存在しない。また、企業そのものも存続年数の平均が20年程度であるというデータもある。
◎その他:
クレジットカードは18歳から持つことができる>日本のマルイのような流通系カード。自己破産が無いらしく、債務超過した人は給与から自動的に天引きされて返済に回されるという仕組み?法律?のようなものがあるらしい。
法人税は17%程度。法人設立までは2ヶ月程度でほぼ問題なく進められる。ほとんど外資規制なども無い。
電車の中では意外と携帯をいじっている人が少ない印象。車内広告は少ない。そもそも広告スペースが日本よりも種類が少ない。
人口が少ないこともあり、ダイレクトマーケティングの考え方が多少強い。
食べ物は比較的薄味で、甘みの強いものが多い。油が少ないのか、ふくよかな人は少ない印象。
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