2010年6月28日 人民元切り上げに対する小さな小さなヒント。

これこそ10年間の集大成なのかもしれないと最近になってようやく自分自身でも気づき始めたけれど、ここの所「中国の話を聞かせて欲しい」と言われる機会が本当に増えた。
アイディールはエンターテイメント/コンテンツという絞られたジャンルの中で成長していく事をビジョンとして掲げており、ソリューション分野やコマース分野など直接利害が絡まない分野だからこそ活きた話が出来るという側面もあるのかもしれない。

特にコマース分野については日中双方から相談を受ける機会が多いのだが、確かに今、商品の流通について各社本気で取り組むべきと思う。
6月19日に人民元切り上げが発表された事は記憶に新しいが、これについては日々新しい情報が飛び交い、大きなニュースとして取り上げられている。
これは対米ドルに対してということと、上げ幅自体が限定的であることで日本への影響は軽微と言われてはいるものの、万博終了頃にもまた新しい動きがあるかもしれない。
それに数年前は1万円が700~800元を超えていたのに、あっと言う間に650元程度まで変動してきているのだから、これってホントに凄い事だと思う。どんどん日本円の価値が下がっている。
人民元切り上げについて、簡単に書くと…
●日本から中国に物を輸出する企業にとっては追い風。
●中国で工場などを持っていて、日本の制作ニーズを満たしていた企業にとっては向かい風。
になる。
要するにコマースに取り組んできた企業にとっては、チャンスでもあるということ。
※あくまで為替差益を得るという意味においては。とても限定的な話である事はご理解ください。そうでなくても、文章長くなるから・・・。
もちろん言わずもがな、海を渡るのは本当に大変なことで、中国のマーケットプレイスであるタオバオに出店するということ自体をコンサルティングしている企業も急激に増えてきている。
しかし過去、企業がウェブサイトを作ったけれど何も業績が変わらなかった、という不満に繋がる事例が多かったのと同じように、「単にタオバオに商品を出した」からといって売れるわけではない。
正直、ここで全てについて語るのはスペースの問題もあって難しいが、色々な方達のヒントになればいいなと思い、成功するポイントとかをいくつか下記しておきたいと思う。
●上海と北京ではビジネスのやり方を変えるべき。
上海は金とガッツ。北京は長い物に巻かれる覚悟を持つ。
つまり、タオバオ以外に組める相手はいないのか?
「どう」モノを売るのか、と、地域の特性を理解する。
●コマースにしてもサービスにしても、まずは目で形として見えるものを出さなければ、身のある商談は難しい。コマースなら仕入れ前にサンプル製品を出すべき。
言葉だけでは信用して貰えない特性がある。
小出しなので少しでも、中国に興味のある方々の気づきになればいいなと思う。

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