2010年3月12日 中国市場で失敗しない5つのポイント

昨晩、打ち合わせの後、そのまま某2社の方々と会食へ。
1社は先方のシステムが、我々の持っているコンテンツや中国の協業先との親和性が非常に高く、共同事業が出来ないかというご提案。もう1社は、中国展開に向けて情報交換をしたいとの申し出をお受けして、計4名で恵比寿に。
最近は割と綺麗な事だけではなく、中国ビジネスの本当の姿を書かれる方が増えてきた印象もあるけれど、オフショアの下請け組織を自社で構築しようと思うならば、こんな事に気をつけよう。というポイントを5つにまとめてみた。これはまさに昨晩話した内容そのものでもある。
■通訳はネイティブレベルの語学力を持った「日本人」を選ぶ。
利害の不一致が起きた時には、ほとんどの人間は自国側につく。自分自身はナショナリズムみたいなモノが本当になくて、むしろ国境なんて無くなってしまえばいいとさえ思っていたりするくらいだけど、やっぱりどこかで自分の産まれ育ったエリア(国)を守りたいと考えてしまう。特に中国の方々は祖国を愛している方が多い。だからこそ、重要な通訳は日本人を選ぶべき。

■スタッフは「性悪説」による徹底的な管理を行う。

友人や幹部との付き合い方とは完全に一線を画した関係を構築すべき。ここは弊社も失敗してきた部分である。
早い内から品質をチェックする体制を構築し、それに対する賞罰もはっきりさせるべきで、情状酌量など一切せずにきちんと遂行していく事は本当に重要。高い給与を得られない「学歴が低く」「スキルが低い」従業員に大きな期待を持ってはいけない。
■ステークホルダーは「極力少なめ」にしておく。
日本とは異なり、一党独裁の社会主義国である事は決して忘れてはいけない。突発的に何か起こるリスクは常にある。そんな時すぐに組織を解体/再構築出来るくらいの身軽さは非常に重要。特にスピードの早い中国市場においては意志決定が遅いことは信用すら得られない結果になる。
■決定権を持つ幹部は「ある程度は中国語を話せるようになる」こと。
せめて内緒話をされないくらいにはなりましょう。逆の立場だったら、思わず内緒話しちゃう気持ち分かるでしょ?(笑)同じ人間です。
■現地の中国人幹部は一蓮托生の関係まで引き上げる。
やはり現地のビジネスは現地のやり方に沿うのが大事。つまり現地の中国人にぜひ幹部を任せられるようになって欲しいと思う。しかしここで重要なのは、そういう幹部をいかに「自分自身の利益」ではなく「会社の利益」に目を向けさせるか。我々は「幹部に自ら出資させる(株を保有させる)」という手法を取っている。
これは起業前を含めて10年間で強く感じるようになったポイントである。
もちろん現地でビジネスをやる、という場合においては、またさらに気をつけなければいけないポイントは異なってくる。
今回はあくまでオフショアの開発/制作/オペレーションセンターを自社で構築する場合に絞っている。そういう意味では割と冷たい節回しが多いので、全ての中国の方々との付き合いの参考にしてはダメ。
大切な人との付き合いは、日本でも中国でもどこでも一緒。
尊敬し感謝する。そして思いやる。

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