2009年12月9日 産み出したいもの。
以前にソーシャルアプリは、「子供の時に友達の家に集まってファミコンをしてたのと本質的には変わらない。」と書いた事があるけれど、これってどういう事なのか考えてみた。
もっと大きな面から言うと、ゲームやアニメ、マンガなどのエンタメコンテンツは消費者に何をもたらしているのだろうか。
日経ビジネスオンラインでも、最近のゲーム市場は「引きこもり型」から「出会い系」にシフトしてきていると説いていたが、結局ゲームを通じたコミュニケーションという言い方になるのかなと、何となく思う所がある。
※詳しい記事→「引きこもり型」から「出会い系」にシフト(日経ビジネスオンライン)
コミュニケーション。というものに消費者が飢えているかどうかは分からない。
だけど、ネットの中よりもリアルの中にこそ本当に楽しいものや嬉しいものが隠れていることはきっと誰もが感じている真実だと思う。
少なくともオンラインで繋がっているソーシャルメディアの世界の中では、その先に必ず誰か「ヒト」が存在している。現実の世界と同じように仲が良くなったり、好きになったり、腹を立てたりする。
ただ現実の生活には、簡単にリセットできない大変な事もたくさんある事を考えれば、オンラインの世界は匿名性が高く逃げる事も簡単だ。だからこの世界の持つコミュニケーションのスタイルは甘い蜜のように人を呼び寄せる。
しかしインターネットなんか無かった時代に思いを返せば、ゲームもマンガもアニメも「友人とのコミュニケーションを取るツール」というファクターはとても強かったと思うのだ。
そういう元々持っているDNAみたいなものが、ソーシャルアプリの爆発的な人気に繋がっているのではないかと感じる部分がある。つまり、一見すると自分だけで楽しむような世界観を持つエンタメコンテンツは、現実世界でのコミュニケーションの機会を与えてきたということ。
もちろんこれは、色々な側面を持つ物事の、ある一部だと思う。
だけどそういう想いがあるだけに、アイディールがゲームを作るとしたら、すぐに出来るかは分からないけれど「現実世界をもっと充実させる」=「現実世界で多くのコミュニケーションが取れる」ような物を作りたい。
そんな風に思うのだ。
