企業キャラクターを活用したLINEスタンプの成功事例。
4月1日より森川亮氏から出澤剛氏へ代表取締役社長がバトンタッチされたLINE社。
出澤社長体制の元、スマートフォン市場の中で益々存在感を増しているLINEの各プラットフォームの中でも、その象徴的な存在でもある「LINEスタンプ」にケーブルインターネットZAQのキャラクター「ざっくぅ」の動くLINEスタンプ(アニメーションスタンプ)が期間限定で配信されました。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000007676.html
この「ざっくぅ」のLINEスタンプは、誰でも制作でき、販売できるプラットフォームであるLINEクリエイターズマーケットにおいてもすでに配信されており、非常に人気を博しています。
「過去3回配信した「ざっくぅ」のオリジナルスタンプ(無料)は累計の利用回数が12億回を超え、2014年7月から販売している「クリエイターズスタンプ」も、非常に多くの方にご利用いただいております」との事。
LINEは国内のコミュニケーションの中心になっているアプリだけに、キャラクターを保有している企業がLINEスタンプを配信したいと考えるのはごくごく自然な事で、当社でもかなりの企業様のLINEスタンプを制作させて頂いております。
しかし、その中でも成功例は?と聞かれれば、やはりまずこの「ざっくぅ」を挙げない訳にはいかないと思います。
特に無料スタンプが含まれているとはいえ、累計12億回の使用履歴は半端ない数字。
相当よく練られており、使いやすく、可愛い。
企業キャラクターの活用は企業論理が強すぎてしまい、ユーザーに目が向かない事が多い中、非常に高いクリエイティブに仕上がっている。
クマや猫など日本で人気のある動物キャラクターとは違い、一見取り付きにくさを感じるこの正体不明の(設定ではもののけ)キャラクターを、LINEスタンプを活用してここまで昇華させたのは素晴らしいと思う。
企業スタンプの制作においては1つベンチマークすべき。
少し目線を変えた時に、横浜F・マリノス 公式LINEスタンプも面白い。
http://www.f-marinos.com/news/detail/2014-09-16/093000/093307
正直に言えばクリエイティブをもう少し頑張れたかな…とは感じるものの、実はランキングの上位に食い込んだ実績を持っている。
つまり、すでにファンを持っている企業やチーム、組織が持っているキャラクターは限りなくLINEクリエイターズマーケットにおいてスタンプ販売をするのが向いているという事例だと思います。
少なくとも制作費をリクープする事は高い確率で実現する事が出来ると思います。
企業などのキャラクターコンテンツは無償でファンに提供してこそ意味があるようにも感じる方々がいらっしゃると思いますが、そもそも「ある」か「ない」かは、ファンにとっても重要なポイントです。
「ある」という事、そのものがファンに向けたサービスになり得るという事。
有料であっても「ざっくぅ」の事例を見れば、充分にファンサービスとなり、キャラクターの成長を後押しするきっかけになった事は一目瞭然です。
そしてその後、無料でユーザーに提供する(LINEの広告モデルである)企業スタンプに出稿する事で、さらにファンに喜ばれるというスパイラルが起きる。
有料だからなぁ、と躊躇している「キャラクターを保有している」企業や組織の皆様。
当社にてぜひファンサービスに繋がるようなLINEスタンプを一緒に企画し、制作させて頂ければ幸いです。
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当社でもLINEスタンプを始めとしたチャットアプリ向けのスタンプ制作を行っております。
詳細 > http://ideal-inc.com/clientwork/stamp.html