7回目の創立記念日。

20140403-2

この時期。新卒の入社や期が始まる会社が多いので、4月1日のFacebookのタイムラインには入社式やキックオフの話題で溢れていました(あとはエイプリルフールネタ)

 

当社も4月が期の始まりなので立場はある意味同じなのですが、むしろ1日よりも本日4月3日は当社の設立日でもありまして、どちらかというとこちらの方がとても大事な日だったりするのです。

 

2007年に創業して、丸7年。

あっという間ではありますが、8期目が始まろうとしています。

 

ちょうどこのタイミングで色々と大きな変化があり、今日はその辺り書き記しておこうかなと思います。ちょっと長くなるかな。

 

 

今期の動きについて

概況としてはここ2期、新規事業で収益を上げられるものがなかなか出せず、苦しい期間を過ごす事になりました。

重なる赤字事業を他の黒字事業でカバーしきれず、このまま急激に収益が改善出来なければいずれ大変な事になる。という状況まで一旦は追い込まれましたが、赤字事業の一掃や周囲の助けもあり、何とか8期目を迎える事が出来ました。

 

これについては、元々アイディールは中国というエッジがあったにも関わらず、「やるべき事」と「出来る事」を混同して「エッジを効かせる事が出来ない事業」を含めて、かなり多角化した事が大きな原因だったと思います。

続けていればある程度までは伸ばせる算段が付いていた事業もありましたが、黒字なのか赤字なのかというシンプルな判断基準でスリム化を行いました。

 

この過程の中で泣く泣く諦めた事業もあれば、一部のメンバーには他社に出向して貰う事になるなど、本来の想いとはかけ離れた決断をしなければならず、一時期は本当に苦しんだりもしました。

 

企業は存続する事自体も1つの大きな目標だったりします。

それゆえ、この決断に後悔はありませんが、一旦しゃがむならばさらに高いジャンプが出来るよう努力をしていきたいと思っています。

 

今期に関してはいくつかの事業を撤退したにも関わらず、すでに前期以上の売上・利益が見込めていて、現在は一安心な状況です。

 

 

その中心になっている受託制作事業。アイディールが受託制作の事業を通じてお客様に評価を頂いているのは、やはりきちんとした生産管理(納期やクオリティへの担保)をしてきたからだと思っています。

創業当時は制作の100%を中国で行ってきた背景から、自ずと生産管理を行う事についての重要性に気付き、それを伸ばしてきたからだと思っています。実はここにも中国というエッジが効いてたんだなぁ、と。

 

また、中国に関するレポーティングやコンサル業務は恒常的にいくつかのクライアント様に向けて実施してきましたが、我々が中国に強い会社である事をよりPRするためにも先月から中国に関連したレポートなども隔週で出し始めました。

 

今期は従来の「受託制作事業」と、その制作ノウハウを活かした「コンテンツ事業」、中国への美容・化粧品などの「中国卸事業」の3つに事業を集約し、次の成長ステージを目指して鋭意努力していきたいと考えております。

 

 

吉田の退任

役員の吉田が退任する事になりました。

 

この話の流れだと事業撤退に伴う責任を取って・・・というのが脳裏に浮かびそうですが、実際はそうではありません。それがきっかけになったのは間違いないのですが。

 

吉田が入社したのは2008年の10月。それから1年後、役員に就任。COOとしてアイディールの執行について全責任を負って、現在のアイディールの基礎を全て創り上げてきました。当時若干22歳の男が。

 

営業担当は小林だけで、案件の獲得からその後の企画・ディレクション・納品・修正・請求まで全て1人でこなしていた頃で、営業部(限アカウント事業部)を設立し営業ラインと制作ラインを分業化。自ら制作ラインのディレクションに携わりながら、コンテンツ事業を立ち上げ、数ヶ月先の売上が見えにくい受託事業に対して、ある程度先の売上も見込める公式課金サイトを始め、当時の成長にいかんなく力を発揮してくれました。

 

社内の仕組みに関しても、給与査定の基礎や社員向けの様々な制度、通常採用やヘッドハンティング、育成などなど、挙げていけばキリがない。

 

思えば自分の社会人人生の中でここまで密にコミュニケーションを取りながら過ごした人は他にはいないなぁ、と。

吉田が背中を守ってくれたからこそ、自分が後ろを振り返らず外を向いてくる事が出来たと、感謝の気持ちを記していくとなると本当に言葉には表せないものがあります。

 

今後は本人きっての希望で「一般的な社会人として普通に転職活動をしてみたい」という事で、すでに転職活動を通じてネット業界のとある会社に就職が決まっています。本当に面白いな、お前は。

 

よっしー、6年間マジでありがとう。

今後もきっと繋がり続けると思うけど、アイディールに在籍していた事が自慢になるように。人生のプラスになるように。より頑張っていこうと思います。

 

20140403-1

 

そして、今日――

 

いずれにしてもとりあえず僕らは元気です。

改めて会社設立した時を思い返してみると、日本の良い物をもっと世界に教えたい。日本のコンテンツをもっと世界で売りたい。という気持ちだったなぁと。

 

いきなり大きく全世界ではなく、まずはきちんとアジア圏から一歩ずつ、また改めて進んでいきたいと思っています。

 

そして繰り返しになりますが、今日は創立記念日。

 

例年であれば日中から全員で花見に出かけるのが通例でして、本日も業務は正午頃を持って終了させて頂きます。

諸々案件が進んでいる中、クライアント企業様にご面倒をお掛けする可能性もありますが・・・、本日だけご了承頂ければ幸いです。

 

 

残念ながら雨なので昼間っから飲める店を探さないと!

 

さーて、飲むぞー!

 

 

2014年4月3日 株式会社アイディール 代表取締役 小林淳

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