成長に繋がる変化。

当社も下期に入り、あっと言う間に2週間経過しましたが、実は色々と体制やら諸々などを変えていたりします。今日はその辺りのお話を少しだけ。


企業経営にとって重要な事の1つに「変化」というキーワードがあります。ベンチャー界隈にいると特に聞く機会が多いワードの1つです。
昨年度は身をもって「経営環境の変化は必ず起こる」という事を強烈に感じた年でもありました。

 

ドラッカーは「重要な変化はノンカスタマの中で。いわゆる外の世界で起こっている」と説いていますが、実際企業が「変化」しなければならないのは、外界での大きな変化のうねりを掴んで、自社がその変化の波に乗らなければならないのだという意味なんだと思います。

自分の中でもようやく「変化」という言葉の意味というか定義というかがはっきりしてきた気がします。

 

ただ、アイディールが今まで何も変化を加えて来なかったのかと問われれば、本当にかなり早いタイミングで色んな事を試しては変え、試しては変え、というのを繰り返してきたと思います。

何とか7年目を迎えられたのはそういう部分もあったはず。少なくとも(本当に少ないけれど)創業から6期連続黒字で推移してこられたのがその証。

 

元々、当社のコンテンツ受託制作事業に対する戦略は「ゴールドラッシュのリーバイス」と同じで、伸びている業界や業種の横に付いていれば必ずクリエイティブの案件があるという物で、デコメ制作から始まり、電子書籍のオーサリング、FLASH関連コンテンツ、着せ替えなどの中心制作物を次々と変化させ、現在では圧倒的にソーシャルゲームのイラスト制作や無料チャットアプリのスタンプ制作が多くを占める状況になっています。

 

もちろんお受けしている制作案件が、クリエイティブ全般に広がっているとも言えますが。

 

この戦略自体は「伸びている、とか、何かしら調子の良い業界や業種」が存在し続ける限り(何一つ無くなる事は考え難い)そこに合わせて変化していけば良いので、これはこれで間違いじゃないのかもしれないけど、最近はもっと会社を成長させたいという欲が強くなってきていて、これだけじゃダメだと思うようになってきていました。

我々のクリエイティブが、もっとクライアント企業様の成果を最大に出来なければいけないんじゃないだろうか、とか。

 

ただ言われた物を作っているだけではそれは実現出来ない。
そんな風に考えると、当社のコンテンツ制作受託事業が求められているのは「膨大な過去の制作実績やノウハウ」からクライアント企業様の予算や求める成果に基づいて、企画や提案が出来る力なのではないだろうか、と。

 

より深く懐に入らせて頂く代わりに、一緒に考えさせて頂くスタンスを持つ。
そして実際にこういう風にスタイルを変化させ始めています。

 

事実、(自虐的に言ってしまえば)当社の受託部門は単なる制作受託でしかないので、予算が合っていて、ある一定以上のクオリティを担保さえ出来れば別に当社じゃなくても良い訳です。
しかしすでに多くの企業様に当社を選んで頂けているというのは、やはりそれだけではないからなのではないかと思う訳です。そして、逆に言えば、それをもっと伸ばしていかなければいけないと思います。

ありがたい事に、我々がした提案(というか個人的には言いたい事をはっきり言っただけ・・・)によって、単なる受託の会社とは見られずに、とあるプロジェクトのコンサルティングの立ち位置に招いて頂き、コンセプトワークを創り上げる川上のお仕事を振って頂けるという機会にも恵まれ始めました。

 

また現場でも、ご提案によってクライアント企業様から非常に喜んで頂き、その方向性で追加のご発注まで頂くというありがたい話も。

 

さて、これが当社のコンテンツ制作受託事業に関しての「変化」です。
ぜひ「どういう物を作ったら良いのか分からない」という悩んだフェーズから当社にお声掛け頂ければと思います。

 

自社コンテンツ事業に関しての「変化」の話は、また近々。

 

とある方から「もっと書いて欲しい」というお願いなどもあって、ちょっと頑張っていくつもりです。
これが「僕自身の変化」の1つでもあります。

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