6期目を終えて。

本日、4月3日は当社の創立記念日です。
あっという間に創業から7年目を迎える事になりました。

例年は花見をしたり、昨年は大雨の中(今年も大雨!)昼間っからスタッフらと歓楽街に繰り出すなどして過ごして参りましたが、残念ながら6期目は創業以来始めての減収(ほぼ前年度の横ばいですが)を見込んでおり、浮かれ気分で過ごしている場合じゃないなと自重して過ごす事に決めております。

しかし、5年で80%の会社が消えると言われる中、なんとか7期目を迎えられたのは日頃支えて頂いている取引先やユーザーの皆様のおかげです。本当に感謝しております。

6期目は今後数年を決めるための体勢作りが大きな課題だった事もあり、積極的にエンジニアの採用や教育などに力を入れてきました。その甲斐あって、プランニングからクリエイティブ、そして開発までを一貫して内製で行える環境を構築する事が出来ました。これは創業以来の大きな進展だったと思います。

また、事業領域に関しても「マンガ・アニメ・ゲーム・ファッション」と、アベノミクスでも強く後押しされている経済産業省が掲げるクールジャパン戦略のど真ん中に位置するクリエイティブ事業が中心になってきています。

創業当時から「もっと日本を自慢したい」という想いを持ち続けてきて(当時はクールジャパンという言葉はありませんでしたが)世界屈指のマンガ・アニメ・ゲームのエンタメコンテンツを世界に持っていきたい。と、事業領域を広げてきましたが、受託事業などを通じてクライアント企業様に支えて頂きつつ、何となく形を作ってくる事が出来たのだと思います。

そんな中、アイディールを「より良く」変えていくために、今期は小さいけれど大きな改善を3つ行う事にしました。

 

1つ目は、経営理念をより分かりやすく改善しました。

 

旧経営理念は、「嬉しい、楽しい、なんか幸せ。を創出する、エンターテイメントコンテンツの世界NO.1企業を目指します。」でしたが、この想いをより分かりやすい言葉にしようという事で下記のように変更しました。

世界一、人を楽しませるのが上手な企業に。

アイディールが考えるエンタメコンテンツとは、誰かを「嬉しい」とか「楽しい」とか「なんか幸せ」な気持ちにさせる物だと定義しています。このような発想の中でクリエイトするコンテンツを「産み出して、提供し続ける」事で、この理念の達成を目指していきたいと考えています。

また、この理念が行動とマッチングしていけば、受託でお取引頂いているクライアント企業様のお力にもなっていけると考えております。そこで、特に我々がクライアント企業様に向けて提供したいクリエイティブについて、受託専用のウェブページなどを制作して、より分かりやすく我々の提供出来るお仕事の内容をプレゼンテーションさせて頂く事にしました。

イラスト制作 特設(詳細プレゼンテーション)ページ

 

2つ目は、役員陣の組織構造を改善しました。

 

これは海外における事業において、より「事業構築」という概念で小さくてもきちんと収益を上げていける(人や人脈などの関係値に依存しない)環境を作るために改善しました。
すでに海外に向けた事業についてはいくつかのプロジェクトが始まっており、何とか形にしていけるよう邁進したいと思います。

実は余り積極的に明かしていないのですが、中国版Twitterと呼ばれているウェイボーで、当社はアニメ・マンガ・ゲームが好きなユーザーを中心に7万人を超えるフォロワーを保有していたりします。コツコツ集めてきました。日系企業ではトップクラスのフォロワー数です。

今期はこういった資産をうまく活用しながら、きちんと収益化していく事が最大の課題です。
そのために事業構築を確実に行っていけるよう組織の構造を改善しました。

 

3つ目は、査定方式に新制度を導入しました。

今期はこれらの事業領域を「より良く」変えていくために、現場レベルから改善出来る事を挙げて、行動して。というスパイラルが産まれる事を祈って、「改善」というテーマにおいて成果を上げられたスタッフに給与面で反映をしていきたいという想いから新制度を導入しました。

給与面の全体の底上げは、とにかく当社の規模感においては全事業が円滑に伸びていく事が絶対条件とはなるため、ここから頑張り時だなと思っています。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、我々が実行しているのは「オリジナルなコンテンツを自分たちの手で産み出す」という非常に難しいチャレンジだと思います。コンテンツのプランニング、クリエイティブ、エンジニアリングを一貫して内部で行っているという事は、もしかしたら「小さなピクサー」かもしれないなと思ったりします。

そして、改めてディズニーの偉大さを思い知らされる訳です。

しかし、このチャレンジが大きな物になった時には、クールジャパンとして世界中に改めて「日本の自慢」が出来る企業になっていけるのではないかという想いを持っています。
今期はよりクリエイティブにこだわり、より良い物を産み出していけるよう少しずつ色んな事を改善しながら、全社員で頑張っていきたいと思っています。

そして、このチャレンジを絶やす事なく続けていけるよう、特に自らを律し、努力を惜しまずに、駆け抜ける1年にしていきます。

今期もアイディールが産み出すコンテンツを楽しみにお待ちください。
そして、お取引頂いている皆様におかれましては引き続きご指導ご鞭撻頂けますよう心からお祈り申し上げます。

今期も何卒よろしくお願い致します。

2013年4月3日
株式会社アイディール
代表取締役 小林淳

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