2012年5月に読んだ本。
年初の予定通り、いくつかの目標達成をしつつここまで来たけれど、本を読む時間が激減している。
改めて自分で設定した目標に近づかなければ・・・。
という訳で5月に読んだ本のご紹介。
■ネバーランド 恩田 陸
■☆☆☆
■自分が高校生くらいの時に感じていた事は、もはやうる覚えな年齢にさしかかってきたと思う。何しろ四捨五入すれば40歳である。本書はそんな多感な高校生の切ない感情を軽やかに描いた青春学園物である。子供の時は大人に憧れ、いざ大人になってみると自分が想像していたような大人にはなれていない。人生は常にネバーランドの中にあるのかもしれない。
PHP研究所
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■「人事マネジメント」の基本 内山 力
■☆☆☆
■会社の規模が拡大していけば、どうしても役割や仕事自体が分業化されていく訳で、その過程でリーダーの声が届かなくなる可能性がある。特にベンチャーの場合、リーダーがいかに方向性を示して引っ張っていくかという点は重要だが、それをより機能的にするために人事マネジメントの考え方が必要になってくる。
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■もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら 日経BP社
■☆☆☆☆
■日本の金融が破綻する。これは決してあり得ない話ではないんだなと痛感させられる。実際、すでにギリシャでは財政がデフォルトを起こしており、今後この国がどのように復活していくのかを見ておく必要は高いと思う。団塊の世代が引退すればさらに財政負担は増えていく。財政破綻を端にインフレが爆発的に伸びれば、貯蓄も意味がなくなる。今、我々がやれなければならない事は、手堅いキャッシュフローを作り上げる事と、世界に輸出出来るモノやサービスを多く産み出す事なのではないだろうか。これは必読の1冊。
■人間仮免中 卯月 妙子
■☆☆☆
■壮絶。しかし愛に溢れた人生。幸あれ。
そして最近、ようやく村上春樹氏の1Q84を読み始めました・・・。