ロンドン通信 LONDON CALLING No.2 (2012/4/2)

英国での研修中のT中による第二弾のメールマガジン。

皆さんこんにちは。
ロンドンに到着してから1ヶ月が経とうとしています。
ここ最近は日中の平均気温が15~18°と非常に暖かい日が続いております。
(この時期では非常に稀のようです)

そんなロンドンでは3/25よりサマータイムが開始しました。
日本との時差が9時間から8時間へと変更になります。
(3/25の00:59から本来なら1:00に時刻は進むところが、ここで2:00に調整されます)

日本はサマータイムを導入していないため
「サマータイムって?」と思う方も多いかと思います。

サマータイムの狙いは、

・消費電力の節約
『明るいうちに仕事を終わらせて早く帰るからオフィスの節電!』

・経済効果
『時間に余裕ができるから夕方からガンガン遊びに/飲みに行ける!』

というものです。

確かに、夜の19時を過ぎても外はまだまだ明るいので、
街は以前にも増して活気づいており、
PUBの店外の人だかりがいつも以上に多いように見受けられます。

サマータイム導入によるものなのか、
単なる国民性によるものなのか、
いずれにせよ人々や街が活気づくことは非常に良いことです。

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◆オーガニック

ロンドンでは、毎週末にファーマーズマーケットが開催されています。
ファーマーズマーケットとは、
農家さん達が自分の農場でつくった農産物を持ち寄り、消費者に直接販売するスタイルの市場です。
http://www.lfm.org.uk/
このサイトをご覧の通り、ロンドンの各地で開催されています。

販売されている食物は、ほぼ全て「オーガニックフード」です。
ご存知、「オーガニックフード」とは、
有機栽培の意味で、化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などを用いて作った食物です。
野菜、お肉、卵、チーズ、玄米、オリーブオイル、牛乳、フルーツジュースなど、、、
様々な食物が販売されています。
ノッティングヒル、イズリントンと2週連続で足を運んでいますが、
いずれも多くの人達で埋め尽くされています。

『おいおい、お前なにオーガニック気取ってんだよ』
なんて声が聞こえてきますが、オーガニックフードを求めるのには理由があります。

Q.なぜ?健康だから?

A.答えはYes。そしてかなり安い!

そうなんです。
健康だし安いしの一石二鳥なのです。

まずは健康。
これは誰でもご理解いただけるかと思います。

ロンドンは他の先進国に比べ、食文化が発達していないせいかジャンクフード店ばかり、またスーパーマッケットも奇々怪々な食品ばかりなのです。
こんな食生活を続けていたら、日本に帰る頃には自分の体はどうなってしまうのだと懸念したことからオーガニックフードを求めるようになりました。現に体調が頗る良いです。

そして極めつけが、とにかく安いのです。
オーガニックフードって高いイメージがあるかと思います。
現に、日本では非常に高価です。
通常のスーパーの食材よりも全然高いかと思います。
ところがここロンドンではスーパーと同等な価格なのです。

イギリスではオーガニックが流行となっています。
新聞でも人々のジャンクフード摂取の警告をする記事をよく目にします。

オーガニック先進国として売り出そうとしているのか
農家さん達の消費社会に対する反抗によるものなのか
人々が原点回帰をしようとしているのか

今後もこのオーガニックムーヴメントは拡大していく気がしてなりません。

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◆イースターホリデー&Egg Huntキャンペーン

人々が待ち遠しいイースターホリデーが近づいてきました。
これはキリストの復活祭のことなのですが、イエスキリストが十字架にかけられてから3日後に復活した日を記念した祝日です。
今年は4/6~4/9の4日間がイギリス国内のイースターホリデーとなります。
この期間中は多くのオフィスやレストラン、ショップがお休みとなります。

イギリス国民にとっては一大イベントであり、人々はワクワクしている様子です。
私の友人も、やれどこに行くだの、旅行するだの話しています。
私もせっかくなので近隣諸国にでも行こうかとLCCチケットを探してみると、
通常、近隣諸国の場合、
例えばイタリアなどは往復で60パンド(約8,000円)くらいなのですが、
200パンド(約26,000円)近くまで跳ね上がっていました。
時、既に遅し。

そんな中、ロンドンではこんなプロモーションが人々の注目を集めています。

[The big egg hunt 2012]
サイト:http://www.thebigegghunt.co.uk/
動画 :http://vimeo.com/37750418

宝石ブランドのFaberge(ファベルジェ)が展開する2月21日から4月3日の期間限定のチャリティーキャンペーンです。
巨大卵オブジェ200個以上がロンドン市内のあちこちに設置されており、卵に書かれたシリアルナンバーを携帯のテキストメッセージすると、豪華懸賞「ダイアモンド ジブリーエッグ」が当たるというものです。
卵のデザインは全て異なり、有名ブランドやデザイナーの方々によってデザインされています。

全ての卵オブジェはオークションで販売され、売上金は「Action for Children」と「Elephant Family」というチャリティー団体に寄付されます。
※卵の理由はイースターホリデーを祝うための飾り付けとして使われているためです

ロンドンが一丸となっているキャンペーンです。
最近では街を歩いている時や、デパートに入った時は、どこかにないかついつい探してしまっています。
見つけた時は、ほんのちょっぴり嬉しくなります。
多くの人達も同じようにしているのでしょう。

こういうのって素敵じゃないですか?
なんか幸せになりますよね?

日本のプロモーションやキャンペーンで素晴らしいものも沢山あると思いますが、
個人だけなく人々が、
「なんか気持ちがほっこりする」
「なんか笑顔になれる」
「なんか幸せ」
と思えるものってそう多くなかった気がします。

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◆雑談
滞在して1ヶ月ですが、英語も少しずつですが成長している実感があります。
主にヒアリングです。
先のホームステイ滞在中も自分の英語力の無さにホストファミリー達と大した会話ができなかったりと悔しい思いをしましたが、今思い起こすと、「喋れなかった」というより「そもそも聞き取れていなかった」という原因だったことに気がつきました。

成長プロセスは、
1,まずヒアリングできるようになる
2,次に少しずつ話せるようになる
3,言葉のボキャブラリーを増やして行く

今はまだ1の部分ですが、以前よりは聞き取れてきています。
3ヶ月くらい経つと突然周囲の会話がクリアに聞こえる、なんて話をよく聞きますが、本当にそのような事が起こるのでしょうか。

それでは、Have a nice time!! Bye-bye:-)

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