Ki-Yan Stuzio

2月上旬に実施されたギフトショーでソニーデジタルエンタテイメント社の福田社長からご紹介を受け木村英輝さんの書き下ろしの金屏風が公開されるという事で「師匠の言う事は絶対!」と意気込んで、Ki-Yan Studio様のブースを訪れてきました。

正直、いかんいかん2月は期末前にやらねばならぬ事で考える時間も多くて、気を抜くとROM専でアウトプットが減ってしまってる!と、すでに3週間も前に書こうと思っていた事を今更ながら。

きっかけになったのは、多くのマーケッターが憧れる坂井直樹氏がご自身のブログに木村英樹氏について触れていたからでもある。

アート界にも時々イノベーションが起き、従来のアートが一気に時代遅れ(obsolete)とされる事が起こる。
坂井直樹の”デザインの深読み”より

僕が撮ったiPhoneのスナップショットなんかでは氏の絵がどれほどの力を持っているのかなんてまったく伝わらないのは100も承知なのだが、実際に拝見した金屏風はその圧倒的な存在感に心を奪われた。
所狭しと描かれた朱色と金色と黒が織りなす和柄の世界には解き放たれた至高の自由が存在しているように感じた。

しかし、木村英樹氏とそのライツマネジメントから商品化まで扱うKi-Yan Studio様の考え方もまた素晴らしい。

アートビジネスでは「絵を売る」というのはごく当たり前の考えではあるが、基本的にはそれは積極的には行いたくない、と。それは一部の富裕層しか作品に触れる機会が減ってしまうのを避けたい、と。
壁画やディスプレイなどを中心に作品を世に送りながら、各種の商品化を行う事で、より身近にしたいと考えているそうである。

確かに最近は現代アートが人を呼ぶ1つのコンテンツになりつつあるとは思うけれど、そもそもアートと言われてしまうと本当にごく一部の人が楽しむようなイメージもまだまだ根強いのではないだろうか。

本来は一番大事なのは、「自分が好きなモノに触れてみる」事だと思う。
そういう意味では、Ki-Yan Studio様の活動は素晴らしい。

世の中にはまだまだ僕らの知らない素晴らしいモノで溢れている。

Ki-Yan Studio ウェブサイト

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