アイディールの中国向け越境EC事業について
中国に向けた越境EC市場についてコラムを投稿してきましたが、当社アイディールの中国向け越境EC事業についても少しご紹介したいと思います。
◎アイディールの中国向け越境ECにおける強み
2016年は越境EC元年と言われておりますが、それは4月8日の中国の法改正により「爆買いが落ち着いた事」や「円高の進行」により、ECを通じて販売する事のメリットや可能性が大きく開けた事に端を発しています。
多くの事業者が参入する状況下の中で、当社の越境EC事業は2014年から開始しており、その強みは「日中ともに知名度が低く、ゼロの状態からでも市場そのものを作る事が出来る」ノウハウや実績にあります。
それをなし得るのは、「消費者の評価」を一番に置いた目利きの仕組みであり、その商品を広げるためのストーリー作りのノウハウや、伝播させるためのプロモーション力を持っているからとなります。
◎アイディールの越境ECプラットフォームの特徴
販売を行うにあたり、当社では「CoolChangeプラットフォーム」という自社システムを用いています。
これはワンデータベースから各販売インターフェース/ユーザーに向けて「価格」や「購入単位」「テキスト」「画像」などを最適な形で吐き出しを行うプラットフォームになります。
当社の販売先は直接お客様に「直販」を行うサイトである「酷城JP ForC」と「各メーカー様の旗艦店(フラッグショップ)」。さらに代理店様(ECショップなど)に「卸販売」を行うサイトである「酷城JP ForB」や「上海/北京における実店舗」などが挙げられます。
つまり、リアル(オフライン)とネット(オンライン)/BtoBとBtoCと、非常に幅広い販売先を一括で最適な管理を行える自社プラットフォームを用いて販売を行っています。
また、当社のプラットフォーム内で購入して頂いた際に付与したポイントは日本国内でも使用できる事を想定しており、これからのインバウンド促進に向けて貢献をしていきたいと考えています。
※本事業モデルはビジネスモデル特許出願中で、先日発表された東京都などが主催している世界発信コンペティションで特別賞を受賞しております。
◎アイディールの目利きの仕組みについて
ゼロから市場を作るという事は「どの商品に力を入れていくべきなのか」を早い段階で見極め、そこにリソースを投下していく必要があります。
当社は独自のマーケット調査や既存のデータを組み合わせる事で係数かする事や、「実店舗によるテストマーケティング」などにより「消費者が本当に欲しいと思う商品」を見極めるための仕組みを持っています。
これを通じて「力を入れていくべき商品」に対してプロモーションを実施し、認知度を高め、それぞれの商品に合った販売チャネルで売上を作っていきます。
これがアイディールの最大の強みです。
◎中国の消費者の声について
当然、テストマーケティングの結果で「当社がリソース投下をしない」と判断される商品があります。しかし、これで諦める必要はありません。
少し将来の話になりますが、当社の販売データをPOSレジデータのように皆様に開示し、積極的に「次」に売れる商品作りに活かして頂けるような環境をご用意しようと考えています。
定性的なコンサルティングについては当社が得意としている分野ではありますが、定量的にも商品開発に活かして頂き、日本の優れたMade in JAPAN製品をより世界に広めていきたいという方針で事業を運営しています。